ウラオモテノート

理系大学院生

レギュラーになりたくない

中学時代、ソフトボール部だった時、
レギュラーになりたくないなぁって思ってたことを
なぜか思い出して、その時の気持ちが気になった。

青春を描くドラマや漫画では
部活動に所属する登場人物はみなレギュラーを目指して努力する。

なのになぜだかあの頃私はレギュラーになりたくなくて、その旨を監督に伝えたこともある。

なぜだろう、、、。
と考えた結果。

みんなと勝ちたい!という気持ちより
みんなに迷惑のかかるような失敗をしたくないという気持ちが強かったからだ。

その頃目的はただ1つ、勝つことだと思っていた。
みんながその目的だけを果たそうとしているように感じていた。

だから自分の失敗はみんなにものすごく迷惑をかける、ただただチームにとってのマイナス因子であるように思えて失敗を過度に恐れた。


あれから10年ほどたった今、
団体で活動していてもそれほど失敗が怖くなくなった。
なぜなら、チームで活動していても、結局果たすべき目的は人それぞれで異なっており、自分の失敗がそういった個々の目的達成にはそれほど影響してないんじゃないかと思うようになったからだ。

勝つというチームの目的以前に、自分自身の目的を果たすことが大切であり、私の行動は私のためのものである。

「コンビニ人間」を読んで

村田沙耶香さんの「コンビニ人間」。

大学生協でその文庫本が発売されていて,

おやつのシュークリームを購入するついでに買った。

 

コンビニバイトを18年間続ける主人公は

アルバイト勤務のために

”餌を食べて睡眠をとって,自分の肉体を整える”。

コンビニバイトが全ての行動の指針なのだ。

 

私も同じかもしれない。と思った。

 

研究やアルバイトに集中するために

食事をし,睡眠をとる。

どれだけ楽しくても

研究やアルバイトに支障をきたすような

遊びや飲み会はかなりのストレスだ。

 

では,自分から研究やアルバイトを取り除くと

どのような行動指針が生まれるのだろうか。

そもそもその状態で本当に指針が見つかるのか。

そう心配したが,内容は今と変わっても

自分の果たすべき”仕事”が何もない状況など

おそらくは無いわけで,,,

私の場合,これからもずっと

未来や過去ではなく

今目の前にある仕事そのものが行動指針となるのであろう。

 

自分の目の前にある果たすべき仕事って

どんなことなんだろう

そう考えるとワクワクする。

 

将来なりたい自分像はない。

だからこそ,損得考えず,純粋に,

ただ目の前のことに最大限の力を発揮出来たらそれでいいや。

 

雨降る朝の意地悪

雨の朝。朝6:30,いつもならご飯が炊ける時間。

昨日の夜のうちに作ったカレーを温めて,

ご飯はまだかなぁーって。

まだかなぁーって,,,ん,,,

 

「ああ,炊飯器のコンセント抜けてる。最悪。」

 

急いでいるのに,ご飯が炊けてない。

 

「昨日炊いておいてってお願いしたご飯,炊けてないよ」

って寝ぼけた彼氏に言うと,

 

「あ~まじ~?ショック,,,」って。

 

ごめんなさいがなかったことが異常なほどに気になって,

ささいなミスなのに黙って不機嫌な態度で怒ってるアピールをするという

なんとも面倒くさい攻撃をした。朝から。

 

不機嫌なまま,今日は彼氏より早く一人で家を出た。

家には可愛い女物の傘と,透明のビニール傘があるのだけれど,

私は透明なビニール傘を持って出た。

 

後から家を出た彼氏は女物の傘を持ったのだろうか,

それとも雨に濡れたのだろうか。

 

とてつもなくしょうもない意地悪である。

そしてこの意地悪に彼氏はおそらく気づかない。