ウラオモテノート

理系大学院生

「コンビニ人間」を読んで

村田沙耶香さんの「コンビニ人間」。

大学生協でその文庫本が発売されていて,

おやつのシュークリームを購入するついでに買った。

 

コンビニバイトを18年間続ける主人公は

アルバイト勤務のために

”餌を食べて睡眠をとって,自分の肉体を整える”。

コンビニバイトが全ての行動の指針なのだ。

 

私も同じかもしれない。と思った。

 

研究やアルバイトに集中するために

食事をし,睡眠をとる。

どれだけ楽しくても

研究やアルバイトに支障をきたすような

遊びや飲み会はかなりのストレスだ。

 

では,自分から研究やアルバイトを取り除くと

どのような行動指針が生まれるのだろうか。

そもそもその状態で本当に指針が見つかるのか。

そう心配したが,内容は今と変わっても

自分の果たすべき”仕事”が何もない状況など

おそらくは無いわけで,,,

私の場合,これからもずっと

未来や過去ではなく

今目の前にある仕事そのものが行動指針となるのであろう。

 

自分の目の前にある果たすべき仕事って

どんなことなんだろう

そう考えるとワクワクする。

 

将来なりたい自分像はない。

だからこそ,損得考えず,純粋に,

ただ目の前のことに最大限の力を発揮出来たらそれでいいや。